川崎市の教採 論文・場面指導・個人面接

川崎市の教員採用試験では、論作文・論文試験、場面指導試験、個人面接試験が行われます。

論文は、60分で、600字以内です。

過去の評価の観点は、以下の通りです。

テーマの把握

・テーマを深く理解しているか。
・テーマに関する知識や見識はあるか。

表現力

・わかりやすく適切な表現をしているか。
・内容に具体性があるか。

論文の構成

・説得力のある構成になっているか。
・テーマについて自分の考えを述べているか。

教員としての資質

・教員としての適性が感じられるか。


場面指導は、受験者が学級担任(養護教諭受験者は養護教諭)の役になり、児童生徒を指導する場面を設定して実施されます。

7段階評価で、実施方法は、以下の通りです。

R05sennkougaiyou.pdf (city.kawasaki.jp)

「受験者が教師役と児童生徒役になって、「学級担任(又は養護教諭)が教室で学級指導を行う」という設定で行います。教師役の時間は1人5分間です。
指導内容(テーマ)は事前に与えられた10個の中から、当日指示した1つで行います。
小学校は5年生、中学校/高等学校は中学2年生、高等学校(工業)は高校2年生の設定で行います。
特別支援学校及び養護教諭は小学5年生又は中学2年生のどちらかを選択して行います。
受験者は、教師役、児童生徒役の両方を行います。 」

評価の観点は、以下の通りです。

「指導力

◎指導内容を理解し、解決に向けて適切に指導しているか。
<具体例>
・状況に応じて発問や展開等を工夫している。
・指導内容に応じて事実の確認や子どもの気持ちを聞くなどして、子ども自身に考えさせたり気づかせたりして指導している。
・子どもの反応等に対して、適切に対応している。

表現力

◎指導に必要なコミュニケーション能力が備わっているか。
<具体例>
・適切な言葉遣いや話し方で、指導している。
・子どもの発達段階に応じて例示をしたり板書を工夫したりするなど、わかりやすく指導している。
・状況に応じた表情で、指導している。

意欲・人柄

◎指導の中に子どもへの愛情が感じられるか。
<具体例>
・子どもの心情を受け止めながら指導している。
・子どもが安心して考えることができる雰囲気をつくっている。
・指導全体を通して、子どもをひきつける魅力が感じられる。 」


個人面接は、7段階評価で、複数の試験官で行い、時間は1人25分間程度です。

評価の観点は、以下の通りです。

「社会性

<具体例>
・あいさつやマナーなど、社会人としての基本的な素養がある。
・質問の意図を正しく理解し、自分の考えを簡潔に伝えている。
・考え方に柔軟性や適応性があり、職場の教職員等と良好な人間関係を築くことができる。

教員としての適性

<具体例>
・子どもへの愛情があり、子どもとしっかりと向き合って指導・支援しようとしている。
・学び続ける姿勢があり、常に成長しようとする意思がある。
・教育公務員としての責任感と自覚をもっている。

意欲・人柄

<具体例>
・前向きで積極性があり、困難な状況の中でも柔軟に対応しようとしている。
・ものごとを広い視野でとらえ、よりよいものを求めようとする。
・親しみやすい雰囲気をもち、応答から誠実さが感じられる。 」

 

 

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