
平成31年度の愛知県小学校教員採用試験では、論作文・人物に関して、集団面接、小論文、集団討議、個人面接(3分程度の場面指導含む)が実施されます(一般選考)。
平成31年度愛知県公立学校教員採用選考試験受験案内から、概要をご紹介します。
集団面接は、第1次試験の口述試験として実施されます。
これは、「教員としての適性を、態度、人柄、活力等の観点から、5段階で評価」されます。
小論文(第2次試験)は、以下の観点から、5段階で評価されます。
- 教育に対する見識をもち、現実に対する認識は適切であるか
- 教育に対する意欲は十分であるか
- 教師として現実に立脚した展望をもっているか
- 出題の意図を的確にとらえ、論旨が一貫しているか
- 文章表記は適切であるか
集団討議(第2次試験)は、教員としての適格性を、以下の観点から、3段階で評価されます。
- コミュニケーション能力
- 教育への情熱や使命感
- 児童生徒への愛情や興味・関心、等
個人面接(第2次試験)は、3分程度の場面指導含めて実施され、以下の観点から、5段階で評価されます。
- 積極性
- 表現力
- 責任感
- 協調性
- 適応性
- 社会性、等
なお、平成30年度愛知県公立学校教員採用選 考試験の採用予定人員等の中に、昨年度の小論文と集団討議について紹介されています。
次の詩を読んで、この筆者の考えをあなたはどうとらえるか。また、それを踏まえて、あなたはどのような教員になりたいと考えるか。900字以内で述べよ。
第2次試験の口述試験における集団討議のテーマ
1 あなたが担任をしている学級で、学級委員の呼びかけにも関わらず、学校行事の準備をせずに帰ってしまう児童・生徒が出てきました。学級委員をしている児童・生徒は、それを苦にして「学級委員をやめたい。」と言ってきました。あなたは、担任(養護教諭・栄養教諭)としてどのように対応しますか。
2 ある児童・生徒が生活記録ノートに「もう学校に来るのが辛い。消えてしまいたい。」と書いてきました。あなたは、担任(養護教諭・栄養教諭)としてどのように対応しますか。
3 社会性を育成することは、学校教育において重要な課題です。「あいちの教育ビジョン 2020」においては、「めざすあいちの人間像」のひとつとして「共に生きる」ことがあげられています。あなたは、担任(養護教諭・栄養教諭)として「共に生きる」ために必要な資質・能力を児童生徒にどのように身に付けさせますか。