横浜市の教員採用試験では、模擬授業・個人面接・論文試験が実施されます(一般選考)。
模擬授業では、当日に提示されるテーマを基に授業の設定検討(5分)、授業実施(10分)、実施した授業に対する質疑応答(3分)が行われます(計約18分)。
養護教諭は、模擬授業の代わりに模擬対応(場面指導)が行われます。
過去の試験の様子ですが、「受験者控室にて、当日に提示されるテーマを基に5分間で授業の設定検討を行いました。
その後、試験教室へ移動し、面接員2人と直接対面し面接員を児童生徒役として模擬授業を10分間実施しました。
その後、授業に対する質疑応答を3分間行いました。
養護教諭は模擬授業の代わりに模擬対応(場面指導)を実施しました。」(Q&Aより)ということです。
個人面接は、約30分で、面接の中で模擬対応(場面指導)が2分程度実施されます(養護教諭を除く)。
個人面接で重視していることは、「横浜市の教員採用試験は「人物重視」で行います。面接用に用意してきた言葉ではなく、これまでの経験を通して学んだこと等を自分の言葉で伝えてください。」(Q&Aより)です。
過去の試験の様子ですが、「面接員2人と直接対面による個人面接を約30分で実施しました。また、養護教諭以外の受験区分では、個人面接の中で模擬対応(場面指導)を2分程度実施しました。」(Q&Aより)ということです。
論文試験は45分です。
過去問は、以下の通りです。
小学校
・「いじめのメカニズム」を踏まえたうえで、いじめが生まれない学級づくりの方法を、学年の発達段階を考慮して論じなさい。(800 字以内)
中学校・高等学校
・オンラインを活用した授業の可能性について、どのように考えますか。基本的な考えを述べるとともに、授業での具体的な活用の例について述べなさい。(800 字以内)
特別支援学校
・「児童生徒の調和的な発達の支援」には、ガイダンスとカウンセリングの各機能を生かした指導の充実が求められます。それぞれの趣旨を踏まえた支援をどのように進めたいと考えているか、あなた自身の考えを述べなさい。(800 字以内)
養護教諭
・児童生徒が「心身の健康に関する知識・技能」を身につけることは、生涯にわたって健康な生活を送るために必要であり、養護教諭が専門性を生かしつつ中心的な役割を果たすことが期待されます。あなたは、どのように取り組んでいきたいと考えるか具体的に述べなさい。(800 字以内)
評価の観点は、以下の通りです。
基本的事項
1 文章の構成
2 わかりやすさ
3 誤字脱字
4 字数(論文用紙の80%以上)
論文内容
1 問題の趣旨に沿って論じている。
2 問題の趣旨を的確にとらえ、構造的に考察できている。
3 問題の趣旨に対して、自分の考えを明確に記述できている。
その他の過去問については、以下を参照。