教員採用試験では英語での面接が実施される場合があります。

教科の英語実技だけでなく、一般選考でも実施されることがあります。

しかし、英語ができない・話せない不安を感じる人がいるでしょうし、緊張する人も多いはずです。

答えられない時わからない時、どうしようと不安がある人もいるはず。

英語面接の内容・質問を知りたいし、対策勉強法も知りたい。

そこで、準備のために、教員採用試験での英語面接の内容・質問・対策等をまとめました。

なお、この記事は、英語の専門教科を受ける方よりも、一般選考での英語面接に不安を感じる方向けに作成しています。

英語の専門教科で受ける場合は、さらに内容は深くなり、時間も長くなります。

教員採用試験での英語面接の事例

 

 

英語による面接試験は、一般選考試験でも実施されるようになって来ました。

以下に、いくつかの例を挙げてみます。

なお、面接でなく、リスニングテストについても、英語の「話す」「聞く」試験として取り上げています。

正確を期しておりますが、ミスがないとは限りません。

 出典を付しておりますので、必要な場合は、あなたご自身でご確認ください。

 ただし、時間の経過等により、リンク先が削除されている場合もあるので、ご了承ください。

秋田県

 

  • 日常英会話面接 平成31年度第二次選考試験

 

 

図で分かるように、「日常英会話」は、小学校中学校高校特別支援学校の一部、さらに養護教諭栄養教諭でも実施されます(平成31年度秋田県公立学校教諭等採用候補者選考試験実施要項)。

 

  • 第二次選考で実施する試験と評価の観点等

 

日常英会話試験の評価については、「積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度と英語運用能力を主な観点として3段階で評価します」とされています。

 

三重県

 

  • リスニングテスト 平成31年度第2次選考試験

 

平成31年度選考試験実施要項(平成30年実施)の第2次選考試験によると、小学校教諭特別支援学校教諭小学部(小学校英語教育推進者特別選考ではインタビューテスト)での試験において、実施されます。

 

滋賀県

 

  • 英 語 に よ る 簡 単 な コ ミ ュ ニケーション力 平成31年度第二次選考

 

平成31年度(2019年度)滋賀県公立学校教員採用選考試験実施要項によると、模擬授業試験の中で、小学校教員については、外国語指導実技 活 動 に 必 要 な 英 語 に よ る 簡 単 な コ ミ ュ ニケーションの力をみる質問が含まれています。

 

香川県

 

  • 英語による質問 第2次選考試験

 

平成31年度香川県公立学校教員採用選考試験実施要によると、小学校志願者に対して、英語による質問(1問程度)が実施されます。

 

福岡県

 

  • リスニングテスト 第一次試験

 

平成31年度福岡県公立学校教員採用候補者選考試験実施要項によると、小学校の専門教科に含めて、英語リスニングテストが実施されます。

  • 英会話実技 第二次試験

 

また、小学校教員の試験では、英会話実技も実施されます。

これは、英検2級程度のものであることが「備考」で説明されています。

 

佐賀県

 

  • リスニングテスト 第一次試験

 

平成31年度佐賀県公立学校教員採用選考試験実施要項によると、小学校の受験者に対して、リスニングテストが専門試験の中で、実施されます。

 

  • 英会話 第二次試験

 

また、小学校の受験者に対して、英会話試験も実施されます。

これは、日常会話程度の内容を5分程度で行うと説明されています。

 

長崎県

 

  • 英語による簡単な表現テスト 第2次試験

 

平成31年度長崎県公立学校教員採用選考試験実施要項によると、小学校の個人面接試験において、「英語による簡単な表現テスト」が実施されます。

これについて、別に公開されている「教員採用試験の「?」にお答えします」には、このテストについて、以下のような説明があります。

小学校高学年に外国語活動が導入されたことを受け、簡単な「話す」「読む」の表現を通して子どもたちと一緒に英語活動を楽しむことができる教師としての資質をみるテストを行います。

宮崎県

 

  • 簡単な英会話 第二次選考試験

 

平成31年度(平成30年度実施)宮崎県公立学校教員採用選考試験実施要項によると、小学校受験者の第二次選考試験において、「外国語活動で活用する簡単な英会話」の試験が実施されます。

 

沖縄県

 

  • 英語を含む個人面接 第2次試験

 

平成30年度実施沖縄県公立学校教員候補者選考試験実施要項によると、小学校教諭等の第2次試験において、「英語含む個人面接」が実施されます。

これについて、教員候補者選考試験に関するよくある質問には、第2次試験の「個人面接」においては、「小学校・特別支援学校小学部では英語力についての簡単な確認を行います」と説明されています。

 

なぜ英語教育が改善・充実されようとしているのか

 


文部科学省のサイトで、一つの報告書が公開されています。

今後の英語教育の改善・充実方策について 報告~グローバル化に対応した英語教育改革の五つの提言~」(平成26年9月26日)という長いタイトルが付けられたものです。

ここでは、関連する個所を、一部だけ抜粋して解説します。

 

社会の急速なグローバル化

 

まず、英語教育改革の背景には、社会の急速なグローバル化の進展があります。

そこで、異文化理解異文化コミュニケーションが国民一人一人にとっても重要となって来ました。

そのため、国際共通語としての英語力の向上が目指されているわけです。

学校教育での改革の一つとしては、小学校中学年での「外国語活動」の導入があります。

教育の現場では、「中学年では、主に学級担任が、外国語指導助手(ALT)や英語が堪能な外部人材とのティーム・ティーチングも活用しながら指導し、高学年では、学級担任が英語の指導力に関する専門性を高めて指導する」必要性が指摘されています。

もしあなたに、公立小学校に通うお子さんがいれば、外国語活動として、英語教育が進められていることをご存知でしょう。

私は近所を車で運転中に、小学校の正門前の通りを挟んだ真正面に、子ども英語教室が開かれいるのを見つけました。

放課後に児童が通っているのでしょう。

小学校の先生は、かつての教職課程では「英語コミュニケーション能力を身に付ける授業や英語指導法に関する授業の履修」などしていないはずなので、大変です。

今後の教員採用では、「英語力・指導力の高い者を採用する必要がある」と提言されています。

 

学習指導要領での英語会話内容

 

 

小学校での「外国語活動」

 

平成29年告示の小学校学習指導要領を見てみましょう。

外国語活動での目標の一つに、「主体的に外国語を用いてコミュニケーションを図ろうとする態度を養う」ことが掲げられています。

「英語」の目標には、「話すこと(やり取り)」、「話すこと(発表)」の項目が設けられています。

例えば、挨拶感謝自分の考え・気持ちの表現自分のことや身近なことを人前で発表する等が挙げられています。

一つ、あなたも思い浮かべてみてほしいのですが、下記のような事柄を、普通に英語で話せるでしょうか。

家庭での生活・学校での学習や活動・地域の行事・遊び

挨拶・自己紹介・買物・食事・道案内

あいづちを打つ・礼を言う・褒める

説明する・答える

申し出る・意見を言う

質問する・依頼する・命令する

もちろん、小学校児童の生活・英語レベルに即した英語表現が使われます。

 

 

小学校中学年での英語表現の内容とは

 

平成29年告示の小学校学習指導要領を解説した「外国語活動・外国語編」を見てみましょう。

その中に、以下のような、英語表現の具体例が掲載されています。

いずれも、小学校中学年での英語です。

あなたも思い出してみてください。

  • 家庭での生活

 

例1 I wake up( at 6:00). I go to school. I go home. I take a bath.

I do my homework.

 

例2 A: What time is it?

B: Itʼs 8:30.

 

例3 I eat lunch.

 

例4 This is my pet.

 

例5 A: Iʼm tired.

B: Are you O.K?

 

  • 学校での学習や活動

 

例1 A: Do you have a ruler?

B: Yes, I do. I have a ruler. / No, I donʼt. I donʼt have a ruler.

 

例2 A: How many?

B: Two.

 

例3 This is my favorite place.

I like music.

 

例4 This is the music room.

 

  • 地域の行事

 

例1 Letʼs dance bon-odori.

 

例2 I like Yamakasa festival.

 

  • 子供の遊び

 

例1 Rock, scissors, paper. One, two, three.

 

例2 A: Whatʼs this?

B: Hint, please.

 

例3 A: Letʼs play dodgeball outside.

B: Yes, letʼs.

 

例4 A: Letʼs play cards.

B: Sorry.

 

例5 I like tag.

I like Bingo.

 

  • 挨拶

 

例1 Good morning/afternoon.

 

例2 A: Hello. How are you?

B: Iʼm good.

 

例3 A: Letʼs start.

B: Yes, letʼs.

 

例4 Hello. Goodbye. See you.

 

  • 自己紹介

 

例1  Hello( Hi), I am Haruto.

I like blue.

I like baseball.

I donʼt like soccer.

 

例2 A: Do you like soccer?

B: Yes, I do. I like soccer.

 

  • 買物

 

例1 A: Hello. Do you have a pen?

B: Sorry, no, I donʼt.

 

例2 A: What do you want?

B: I want potatoes, please.

 

例3 A: How many?

B: Two, please.

A: Here you are.

B: Thank you.

 

  • 食事

 

例1 A: What food do you like?

B: I like pudding.

 

例2 This is my pizza.

 

例3 A: What do you want?

B: A banana, please.

 

  • 道案内

 

例1 Go straight. Turn right/left.

 

例2 This is the swimming pool/music room/gym.

 

  • 挨拶をする

 

例1 Hello.

 

例2 Hi.

 

  • 相づちを打つ

 

例1 Yes.

 

例2 O.K.

 

  • 礼を言う

 

例 Thank you.

 

  • 褒める

 

例1 Good.

 

例2 Great.

 

  • 説明する

 

例1 This is a fruit. Itʼs green. Itʼs sweet.(果物を説明している)

 

例2 I wake up at 6:00.(自分の生活について説明している)

 

  • 答える

 

例1 A: Do you like pizza?

B: Yes, I do.(相手の質問に対して,答えている)

 

例2 A: How are you?

B: Iʼm happy.(相手の質問に対して,答えている)

 

  • 申し出る

 

例  A: Letʼs play cards.

B: Yes, letʼs.

 

  • 意見を言う

 

例  I like Mondays.

 

  • 質問する

 

例1 Do you like blue?

 

例2 Whatʼs this?

 

  • 依頼する

 

例1 A: The A card, please.

B: Here you are.

 

例2 A: Hint, please.

B: O.K.

 

  • 命令する

 

例1 Go straight.

 

例2 Turn right.

 


どうでしたか ?

これまでだと、中学1年で学習してきた英語が、これからは小学校中学年から学習するわけです。

内容例を見ると、昔の教科書では、堅苦しいフォーマルな英語表現(How do you do? のような)でなく、英会話らしい表現になっています。

いずれも、簡単な英語表現ですね。

それでも、こういうやさしい単語を使って、最低限の英語による会話は可能です。

しかし、そうは言っても、とっさに思い浮かばない表現があったかもしれません。

やはり、英会話として、普段から使い慣れていることが大切です。

 

小学校高学年での英語表現の内容とは

 

続いて、小学校高学年(5・6年生)での「外国語」を見てみましょう。

ここでは、「語と語の連結による音の変化」に触れられています。

以下のような例が挙げられています。

 

  • 2語が連結する場合

 

I have a pen.(have とa が連結)

 

It is good.(it とis が連結)

 

  • 2語が連結するとき,一部の音が脱落する場合

 

Good morning.(good の/d/ が脱落)

 

I like cats.(like の/k/ が脱落)

 

  • 2語が連結するとき,二つの音が影響し合う場合

 

Nice to meet you.(/t/ と/j/ が/tʃ/ になる)

What would you like?(/d/ と/j/ が/dʒ/ になる)

 

 

 

こういう知識、大人でも習っていないか、忘れた方が少なくないのではないでしょうか。

英語表現の例文は、さらに高度になりますが、ここでは割愛します。

このように、小学校では3学年から英語教育が始まる予定(平成32年度全面実施)です。

 


 

いかがでしたか。

小学校といっても、特に高学年になると、英会話について、実際の場面に即したものになって来ています。

教員採用試験の受験生はもちろんのこと、一般の大人でも、小学校での英語教育を知っておくこと、さらに英会話実技も習得しておくことは、これからの社会の常識になるものと思われます。

 

英語面接の内容は ?

 

 

教員採用試験での英語による面接は、今後、一般選考での受験者も、対策がさらに必要となるでしょう。

英語による面接については、一般の就職試験でもありますが、特に外資系企業では当然多くで行われます。

ですから、このような場面での面接対策については、ネット上でも、多くの参考情報が得られます。

しかし、内容の点で、学校という教育現場では、また教育についての独自のトピックとか場面設定があり、企業での英語面接をそのまま参考にできない面もあります。

教員採用試験の作成者の側でも、一般選考受験者への英語面接の内容や方法は、試行錯誤しながら、さらに適切なものに磨き上げられて行くと思われます。

以下では、今の時点で考えられる対策について、いくつか紹介したいと思います。

あなたに合った方法があれば、ぜひ試してみてください。

 

一般的な英語面接から学ぶ (英検での面接例)

 

教員採用試験では、英語面接の中に、教育に関する話題が盛り込まれるでしょう。

しかし、それ以外の多くは、一般的な英語面接の内容と重なる面があるはずです。

そこで、まずは一般的な英語面接から学ぶのが、一つの方法です。

あなたもご存知と思いますが、「年間受験者数約230万人の国内最大規模の英語検定試験」である英検(実用英語技能検定)には、3級以上の試験で「面接」が実施されます。

英検の公式サイトには、「バーチャル二次試験」の項目があり、それぞれの級での面接試験の流れを疑似体験できます。

これらのうち、2級のバーチャル二次試験を参考にしてみましょう。

2級のレベルは高校卒業程度とされ、「社会生活に必要な英語を理解し、使用できることが求められます」。

このバーチャル面接の流れを参考にして、入室から退室までの中で、教員採用試験と共通する内容を見てみましょう。

ここでのポイントは、典型的な会話のやり取りを理解することです。

また同時に、あなたも、自分のパートを真似て、スムーズに応答出来るようになることです。

以下は、バーチャル二次試験の2級を参考にしています(一部抜粋・改変)。

Aはexaminer、Bはあなたです。

 

  • 入室

 

A: Hello.

B: Hello.

 

  • 着席

 

A: Please have a seat.

B: Thank you.

 

  • 挨拶

 

A: May I have your name, please ?

B: Yes. My name is Taro Yamada.

A: How are you today ?

B: I’m fine, thank you.

 

  • 意見を問う

 

A: What do you think about that ?

B: I think (that) ・・・・・

 

  • 退室

 

A: You may go now.

B: Thank you.

 

典型的な質問例 を学ぶ(企業での面接例)

 

 

一般の企業等の英語面接から、よくある質問例をあげてみます。

ここでは、「国内で最大級の販売数を誇る英字新聞」であり、日本で現存する最古の歴史のあるジャパンタイムズ(The Japan Times)による英語面接のための記事を、参考にしましょう(英語面接の受け方①及び英語面接の受け方②)。

 

 

  • 入室時の挨拶

 

Itʼs a pleasure to meet you.

 

Iʼm glad to meet you.

 

 

  • 自己紹介

 

Could you give me a self-introduction?

 

  • 自分の長所(強み)と短所(弱み)

 

What are your strengths?

 

What are your weaknesses?

 

自分の短所(弱み)を答える場合、ネガティブ面を伝えて終わるのでなく、どのように改善しようとしているかも伝えましょう。

 

  • 志望動機

 

Why do you want this job?

 

  • あなたから何か質問があるか

 

Do you have any questions?

 

最後に聞かれるかもしれません。

何もなければ、

No, I don’t.

になりますが、就職面接では、質問を用意しておき、事前の準備とか熱意が伝わるようにしたいものです。

受験する都道府県等の外国語活動等への取り組みについて、よく調べておき、具体的な質問を準備したらどうでしょうか。

 

  • 退室時の挨拶

 

Thank you very much for your time.

 

英語の動画サイトでの面接練習から学ぶ

 

一般的な就職面接の事例ですが、英語の動画サイトの中に、面接練習の動画を見つけることが出来ます。

それらから、一つをご紹介しましょう。

job interviewについてのものです。

この動画では、発言内容が英文でも表示されます。

しかし、初めは英文を見ないで、英語の音声に集中してください。

英語自体を聴き取れない部分があるかもしれませんが、通して何回も聴いてください。

それから、初めに戻り、一人の発言ごとに止めて、確かめてみましょう。

リスニングの訓練にもなります。

その上で、何回目かに、英文を見て、聴き取った内容を検証してください。

最後に、またすべてを通し、音声に集中して聞いてみると、きっと内容理解・リスニングともに向上しているはずです。

では、ここまでのまとめとして、ぜひチャレンジしてください。

 

 

教員採用試験での英語面接の対策は ?

 

 

教員採用試験に独自の話題も加味して準備する

 

これまで見てきたことで、面接の一般的な内容や流れは理解できたと思います。

ここでは、さらに教員採用試験での面接について、対策を考えましょう。

 

  • 都道府県等での会話英語試験の現状

 

では、実際に、どのような質問がなされるのでしょうか。

この記事の初めに、都道府県等の英語面接の実施事例をご紹介しました。

秋田県から沖縄県までの、一般選考試験での事例です。

思い出すために、ポイントを簡単にまとめておきます。

 

日常英会話 (秋田県)

リスニング (三重県・福岡県・佐賀県)

簡単なコミュニケーション力 (滋賀県)

英語による質問(1問程度) (香川県)

英会話実技 (英検2級程度)

日常会話程度の英会話を5分程度 (佐賀県)

英語による簡単な表現(話す・読む) (長崎県)

簡単な英会話 (宮崎県)

英語力についての簡単な確認 (沖縄県)

 

以上の例から、現状の英語面接試験(リスニングテスト含む)は、日常英会話ができる程度の英語力が期待されていると思われます。

その具体的な程度については、要項などではほとんど述べられていませんが、今回の調査では「英検2級程度」と説明されている例がありました。

したがって、あなたが教員採用試験で目標とする英会話力は、まずは英検2級程度としたらよいかと思います。

もし関心があれば、英検2級の試験内容を見てください。

また、英検の公式サイトでは、過去問を公開しており、その中に、リスニングテストも公開されています。

試しに、ネイティブによる英会話を聴き取って、どれだけ理解できるか、チャレンジしてみてください。

何回も聴いて、あなたの耳を慣らすことが大切です。

 

2018年度 第1回のリスニング音源(第1部)

 

2018年度 第1回のリスニング音源(第2部)

 

上記リスニングテストの英文原稿 

 

英語面接の例は、「英検バーチャル二次試験 2級」を参考にしてください。

 

英検バーチャル二次試験 2級

 

 

  • 都道府県等での英語面接の質問例

 

教員採用試験での具体的な質問例については、いろいろと口コミ情報が提供されています。

それぞれいろいろなサイトで、個人の情報が散見されますが、ここでは、それらをある程度まとめてご紹介しましょう。

 

英語面接の質問例

 

以下は、宮崎大学の就職の手引きの中に記されている情報です(「教員」就職の進め方)。

平成30年度教員採用試験の受験生による報告ですが、記憶によるものなので、参考として受け取ってください。

内容は宮崎県のものが多いですが、九州のその他、さらに本州で受けた受験生もいます。

英語面接の貴重な具体的内容・質問対策として、役立ててください。

また、以下の中で、日本語での表示は、実際は英語で話されたものです。

実際に質問された通りの内容とは限らないので、どのような事項が取り上げられているか、という点についての参考としてください。

試しに、あなたも声を出して練習してみてください。

質問についても、英語で発音し、答えも英語で発音しましょう。

日本語の部分は、自分で考えて英語に直してください。

 

Q: 名前はなんですか。

Q: 誕生日はいつか。

Q: 趣味はなにか。どのくらいの頻度でするのか。おすすめは?

Q: 気になっているニュース。

Q: Do you like trip ?

Q: 海外に行ったことはあるか。

Q: Where do you want to go abrroad?

Why?

Q: あなたが一番好きな季節、その理由。

Q: 幸せだった思い出を教えてください。

Q: 小学校6年生相手に英語で自己紹介をしてください。

Q: What is your strong point?

Q: Why do you like children?

Q: なぜ小学校の先生になりたいか。

Q: 好きな教科はなにか。その理由は。

Q: 小学校で英語を教えることはなぜ必要か?

Q: How do you improve your English skills?

 

これまでご紹介した一般的な就職での英語面接とは、やや異なる面があると分かります。

特に、教育に関する事項が加わっている点が、異なります。

また、あなた自身のことについて、一般的な範囲の事項が質問されています。

内容自体は、それほど難しいものでなく、日本語でならば、しっかりと答えられますね。

ですからポイントは、このような自分のこと社会や教育のことについて、英語で話せる、説明できるように訓練することが対策になります。

もともとは、外資系の企業で働くためのテストではないので、公立学校教員として働くのにふさわしいかという点が、評価に反映されるはずです。

そして、英語面接で最も大切なポイントは、以下のことです。

伝えよう・コミュニケーションしようという気持ち・表現

 

この点は、しっかりと認識しておきましょう。

 

英語ができない・話せない方、不安・緊張のある方の対策

 

ここからは、以上の記事を読んでも、英語面接対策に自信がない不安があるという方に向けたものです。

ですから、英語面接対策に取り組めそうだという方は、特に読む必要はありません。


英語面接が不安だ・英語面接で緊張する

 

英語面接が不安・心配・怖いという場合、その要因がいくつか考えられます。

面接を受けるということは、何であれ緊張するし、不安を感じるものです。

それには、いくつかの原因があるはずです。

具体的に挙げながら、対策を考えてみましょう

 

  • 未知のものへの恐怖

 

これは、人間としての本能的な部分と関係しています。

生きていく上での、自分を防衛する本能だと思います。

恐怖(きょうふ)、または恐れ(おそれ)(英: fear)とは、動物や人間のもつ感情の一つで、こわいと思うことやその気持ち。・・・(中略)・・・典型的な情動のひとつで、有害な事態や危険な事態に対して有効に対処することが難しいような場合に生じる・・・・・

(ウィキペディア)

 

ですから、不安や恐怖は、日常生活場面でもときどき体験するとはずですし、それ自体が「異常」ではないと思います。

教員採用試験での英語面接は、受験生の誰にとっても未知のものです(過去に経験した再受験者以外は)。

あなたにとって、面接が未知のものであればあるほど、不安や恐怖の感情が強くなるはずです。

しかし、これは当たり前のことだと、まず認識しまょう。

そこで、対策として、どうしたらよいでしょうか。

基本的には、「未知のもの」を「既知のもの」にしてしまうことです。

 

幽霊の正体見たり枯れ尾花

「幽霊かと思ってよく見ると枯れたススキの穂であった。実体を確かめてみると案外、平凡なものであるということ。」

(三省堂 大辞林)

 

英語にも、こんな表現があります。

Fear makes the wolf bigger than he is.

(philosiblog)

 

抽象的に表現すると難しく感じると思いますが、日常生活の中の体験例を思い起こせば、簡単なことです。

 

十分な準備で自信が持てるようになること

 

例えば、あなたがこれまで受けたことのある入試とか就職試験などを思い返してください。

あるいは、スポーツや習い事での試合出場・公開発表などを思い返してください。

少なからず不安を感じましたね。

その時の対策で共通することは、ひたすら学習や練習で、十分な準備を心がけたはずです。

ここでも、対象が未知のものであれば、ただ漠然と不安のままでいるのでなく、しっかりと要因を挙げて分析し、そこから対策を練ることです。

例えば、面接の流れを知ること、そこでの質問への対応を練ること。

さらに具体的には、基礎的な英会話を練習すること、特に教員採用ならではの質問に対して、応答練習を繰り返すこと。

また、もっと細かい未知のこと(不安要因)があれば、一つずつリスト化(見えるように)して、対応を準備すること。

特に、苦手なことについては、繰り返し学習・練習しましょう。

その結果、少しずつ未知のものが既知のものになり、かなりの自信を持てるようになるはずです。

 

  • 失敗への恐怖

 

失敗したらどうしよう、という感情は、誰にも少なからずあると思います。

失敗したら恥ずかしい、という感情も湧いて来ることがあります。

また、過去の失敗が蘇る、ということもあるでしょう。

このような感情は、理性的に押しとどめようとしても、それではコントロール出来ません。

情動が理性の制止を振り切ってしまうのです。

これに対しては、それぞれが体験的に試行錯誤しながら、克服しようとして来たはずです。

克服の仕方はそれぞれのはずであり、万能薬は残念ながらないと思います。

ただ、それでは対策になりませんね。

やはり基本は、十分な準備だと思います。

ここでは、もう一つ、「失敗の効用」という観点から、いくつかの名言を引用して、あなたへの応援メッセージとしたいと思います。

失敗=恥ずかしい=恐怖、というイメージと感情の連鎖を変えてしまうことです。

じっくりと噛みしめて、少しでも失敗のイメージが変わることを願っています。

あなたの英語力を磨くために、すべて英語のものです。

英語で理解して、自分の心に植え付けてください。

 

I have not failed. I’ve just found 10,000 ways that won’t work. (Thomas A. Edison)

 

It’s fine to celebrate success but it is more important to heed the lessons of failure. (Bill Gates)

 

I can accept failure, everyone fails at something. But I can’t accept not trying. (Michael Jordan)

 

There is only one thing that makes a dream impossible to achieve: the fear of failure. (Paulo Coelho)

 

  • 緊張をほぐすために

 

まず、緊張は誰でもするものだということ。

理性的に抑えようとしても、情動部分の反応なので困難です。

これらを認めてしまうことが、第一歩です。

ここでは発想を変えて、精神的な観点でなく、身体的な観点から、具体的なアドバイスを述べます。

心から体をコントロールしようとするのでなく、体をほぐすことで心をほぐそうとするものです。

試しに行ってみて、少しでも効果がありそうなら、ぜひ繰り返し訓練して、身に付けてください。

 

お腹からの深呼吸

 

 

緊張すると、呼吸が浅くなりがちです。

息が詰まる」等、いろいろな表現がありますね。

心が体に影響しているわけです。

ですから逆に、まず体をほぐすという方向からアプローチするのです。

落ち着いている時は、呼吸がゆったりとしています。

なので、ゆったりとした呼吸が出来るようにしましょう。

ここでは、息を吸う方でなく、吐く方に注意して呼吸します。

呼吸法にはいろいろあります。

細かく見て行くと、これだけで迷ってしまうので、まず一つだけ試してください。

面接時と同じように、椅子にゆったりと腰かけてください。

背筋は伸ばし体に余分な緊張がないか確かめましょう。

顔がこわばっていませんか。

 

それでは初めに、口(または鼻)から静かに長く息を吐き出します。

その時、お腹もいっしょにへこんで行くようになっているはずです。

もし、へこみにくいと感じたら、上半身の力を抜いて、息を吐きながら、体を少しずつ前に傾けてみます。

吐ききったと思ったら、力を抜いて、吐くのを止めます。

体を傾けていたら、元に戻します。

その瞬間、お腹が膨らんで、空気が自然に入ってくるのを感じてください。

確かめられたら、自分にとって心地よいペースを見つけて、しばらく呼吸法を継続しまょう。

細かいやり方は、挙げるとキリがないので、とりあえずあなたに合ったやり方が見つかれば、それでよいと思います。

 

肩の力を抜く

 

 

緊張すると、体のいろいろな個所が緊張しますが、特に肩に力が入り過ぎてしまいがちです。

習い事やスポーツの練習などでも、「肩の力を抜け」と言われませんか。

また、肩こりの人は、自分の肩の筋肉を触ると、コチコチに硬いと思います。

こういう時は、より一層の緊張を作り出して、それを一挙に解消すると、楽になることがあります。

ここでの方法は、漸進的筋弛緩法の応用です。

上記と同じように椅子に腰かけ、両肩の筋肉を意識して、両肩を上げて行きます。

上がり切ったら、胸を開ききるように、両肩を後ろに、動ききるまで動かします。

この時点で、両肩から首回りの筋肉が緊張していることが感じられるはずです。

しばらく緊張を感じたら、一挙にフッと力を抜きます。

しばらく、両肩の緊張の解放感を味わってください。

数回繰り返すと、だいぶ緊張がほぐれて楽に感じると思います。

もし、少しでも役立ちそうなら、これもあなた流にアレンジして、あなたのリラックス法を、ぜひ作り出してください。

 

これらの方法を活用し、面接の前に実施して、少しでもリラックス出来るようになることを願っています。

 

そもそも英語ができない・話せない

 

 

ここまで、英語面接について、いろいろと対策を述べて来ましたが、根本的な悩みとして、そもそも英語・英会話ができない・話せないというものがあります。

つまり、英語・英会話そのものが苦手だという悩みです。

その対策を考えてみましょう。

 

  • 初心にかえってやり直す

 

英語ができない・苦手という場合は、素直に、初心にかえってやり直すことです。

できない・苦手と言っても、少なくとも、中学・高校では学習したはずですね。

けれども、その後は、特に必要がなかったりして、ほとんど忘れてしまった場合が多いと思います。

または、何か英語で失敗したり、恥ずかしい経験をして、できるだけ避けて来たかもしれません。

いずれにしても、英語面接が課されているなら、勉強するしかないのです。

では具体的に、どのようにやり直したらよいのでしょうか。

一つおすすめする方法は、新しい学習指導要領の外国語・英語を、小学校編から順に、勉強することです。

ただし、初めからすべてを勉強し直さなくても大丈夫です。

まず小学校編にしっかり取り組み、次に中学校編に取り組めばよいと思います。

重点は、聞くこと話すことに関する個所です。

 

小・中学校の外国語活動・外国語

 

まず、小学校学習指導要領解説解説の外国語活動・外国語編 (平成29年7月)を見てみましょう。

勉強のために、初めからしっかりと読むつもりであれば、それはそれでよいことです。

ただ、自分も英語を学び直すという目的に合わせるなら、それに関連する個所を重点的に読んで、学び直しましょう。

以下に「話すこと」についての例を挙げますが、これら以外にも役立つ内容があるので、あなた自身で、ぜひ確かめでください。

 

・言語の使用場面の例、言語の働きの例

「言語の使用場面の例」「言語の働きの例」という個所で、具体的な英会話の例が、いくつも挙げられています。

本記事でも、「学習指導要領での英語会話内容」において、例示しています。

以下の引用は、小学校中学年での英会話に関する事項です。

児童の身近な暮らしに関わる場面
・ 家庭での生活  ・ 学校での学習や活動
・ 地域の行事   ・ 子供の遊び など

特有の表現がよく使われる場面
・ 挨拶  ・ 自己紹介   ・ 買物
・ 食事  ・ 道案内 など

コミュニケーションを円滑にする
・ 挨拶をする  ・ 相づちを打つ など

気持ちを伝える
・ 礼を言う  ・ 褒める など

事実・情報を伝える
・ 説明する  ・ 答える など

考えや意図を伝える
・ 申し出る ・ 意見を言う など

相手の行動を促す
・ 質問する ・ 依頼する  ・ 命令する など

小学校高学年では、例えば「英語の特徴やきまりに関する事項」において、以下のような事項が挙げられています(一部紹介)。

音声・・・「現代の標準的な発音」「語と語の連結による音の変化」「語や句,文における基本的な強勢」「文における基本的なイントネーション」「文における基本的な区切り」

語,連語及び慣用表現・・・「連語のうち,get up,look at などの活用頻度の高い基本的なもの」「慣用表現のうち,excuse me,I see,I’m sorry,thank you,you’re welcomeなどの活用頻度の高い基本的なもの」

文及び文構造・・・「単文」「肯定,否定の平叙文」「肯定,否定の命令文」「疑問文のうち,be 動詞で始まるものや助動詞(can,do など)で始まるもの,疑問詞(who,what,when,where,why,how)で始まるもの」「代名詞のうち,I,you,he,she などの基本的なものを含むもの」「動名詞や過去形のうち,活用頻度の高い基本的なものを含むもの」

 

以上は、すべてでなく、いくつかの例ですが、これらだけでもしっかりと勉強し直せば、初歩的な英語について思い出すはずですし、改めて理解できるはずです。


さらに意欲が湧いて来た方は、中学校学習指導要領解説解説の外国語活動・外国語編 (平成29年7月)に取り組んでください。

中学校では、聞くこと読むこと話すこと[やり取り]話すこと[発表]書くことの五つの領域が設定されています。

内容はもちろん高度になりますが、中学生の英語ですから、しっかり取り組めば理解できるはずです。

例文がいくつも挙げられているので、ぜひ取り組んでください。

参考までに、会話で使える具体例を、いくつか挙げておきます。

 

自己紹介
例1 Great to see you. My name is Yasuko, from Japan.

例2 Hello. Iʼm Kentaro. Please call me Ken.

買物
例1 A:May I help you?
B:Yes, please. Iʼm looking for a big brown bag.

食事
例1 A:What would you like to drink?
B:Orange juice, please. Thank you.

例2 A:Would you like another cup of coffee?
B:No, thank you.

道案内
例1 A:Excuse me. Do you know where City Hall is?
B: Yes. Go straight on this street and turn left at the first corner.
Itʼs on your left. Itʼll take about fifteen minutes.

例2 A:Excuse me. Could you tell me how to get to the city library?
B:Iʼm sorry. Iʼm new here.

家庭での生活
例1 A:Haruna, can you help me? I want you to clean the bathroom now.
B:Sorry, but Iʼm doing my homework.

例2 A:What do you want to do this summer vacation, Yuta?
B: I want to go camping! Itʼll be fun to cook dinner by ourselves and see many beautiful stars.

学校での活動
例1 A:What club activity do you want to join?
B:I want to join the soccer club. Iʼm good at playing soccer.

例2 A:What is the best memory in your junior high school days?
B:The school trip is. I really enjoyed it.

地域の行事
例1 A:What big events do you have in your city?
B:We have an all-night dance festival. It is fun and exciting.

例2 A:Look! So many people are over there.
B:Wow! The fireworks festival will start soon.

 

いかがでしたか。

いくつも日常英会話で使える例がありましたね。

さらに、電話での対応とか、手紙や電子メールでのやり取りに関する例もあります(いずれも72ページ)。

ぜひ確かめてください。

 

英語面接で聞き取れない・わからない・答えられない

 

 

何とか、基本的な英語・英会話を理解し、ある程度話せるようになっても、次にまた、困った状況が起こるかもしれません。

英語面接はもちろん英語で行われますが、多くの場合、英語のネイティブスピーカーである審査員が立ち会うはずです。

ネイティブスピーカーから質問されること自体が、あなたにとってはとても緊張する要因になるでしょう。

英語が苦手なのですから、ネイティブスピーカーと対面して話すことなど、ほとんど経験がないはずです。

あがってしまうと、普通の日本語の会話でも、頭に入らない、聴き取れないことがあります。

頭が真っ白、ということになりかねません。

しかし、それでは済まされないですね。

沈黙が続くとか、エー、ウー、アーとかでは絶体絶命です。

そこで、最低限、以下のような英語で、仕切り直しをさせてもらいましょう。

 

  • 聞き取れない

 

聞き取れないときは、それを英語で伝えましょう。

ちょうど、上記の中学校学習指導要領解説解説の外国語活動・外国語編に、例文が挙げられていました。

 

聞き直す

例1 A:Pardon me?
B:Iʼm sorry. I said, “Help yourself, please.”

例2 A:I didnʼt hear you. Could you say that again?
B:O.K. The answer is “A”.

例3 A:What did you say? Itʼs too noisy here.
B:Nothing. Forget it.

 

ゆっくりと話してください

 

話すスピードが速いと感じた場合は、ゆっくりと話してもらいましょう。

 

Could you speak more slowly?

 

 

  • わからない

 

英語は聞き取れても、相手の話している内容がわからないときも、英語で伝えましょう。

 

内容がわからない

 

I’m Sorry, I don’t understand what you mean.

 

  • 答えられない

 

英語での質問の意味はわかったが、答えられないときも、きちんと伝えましょう。

 

答えられません

 

I’m afraid I can’t answer that.

 

I’m afraid I have no idea. (まったくわかりません)

 

I’m afraid I have no ideas. (何も考えが思いつきません)

 

英会話に慣れていない

 

中学校程度までの英語・英会話を理解しているけれども、英語を聞くこと・話すことに慣れていない方が多いと思います。

そのような場合は、日常英会話に慣れるために、初歩的な英会話を学ぶことをおすすめします。

 

  • 今後の教育現場で先生も話せることが必要

 

初歩的な英会話を学ぶことは、もちろん英語面接に有効ですが、それ以外にも、役立つ点がいくつもあります。

まず、小学校教育の現場で、すでに実践力を重視した「使える」英語教育が始められており、一般の先生にも実践的な英語力のあることが期待されるようになっています。

小学校教員採用の1・2次試験で英語の筆記やリスニングなどを課し、英語力を採用の評価対象にしようとの取り組みもあります。外国人教員が普通に教壇に立つなど、小学校の教員でも英語力があるのは当たり前という時代はもうすぐかもしれません。

(小学校の先生も英語力必須に? グローバル化で変わる教員採用試験)

 

また、小中学校などで、ALT(外国語指導助手)が英語を担当するケースが多くありますが、彼らとの協力が欠かせません。

特に小学校では、学級担任も外国語活動の担い手の一人です。

英語が苦手というままでいると、ALTから英会話を学んだ子どもに笑われる、なんてことになったら、ちょっと恥ずかしいですよね。

少し前の資料ですが、学級担任が欠かせない役割を受け持っていることが分かります。

小学校の中で、子どもたちに英語教育を実際に行っているのは誰なのか、データを通して見てみたい。英語教育を行っていると回答した学校に対して、「英語教育に関わっている人」について尋ねたところ、「外国語指導助手(ALT、AETなど)」が92.1%、「学級担任」が86.5%と、圧倒的にこの二者で行っている場合が多かった。実際に小学校では、ALTと学級担任とのチーム・ティーチングで英語活動を行っている場合も多いようである。

(小学校英語の実態(2) 英語教育の指導者は誰なのか)

 

  • 日常生活での必要性

 

街角で道をたずねられたら ?

 

 

実際の日常生活でも必要性は増しています。

ご存知のように、外国人観光客は増加しています。

日本政府観光局のサイトによると、「訪日外客数」は以下のようになっています。

 

2015年 19,737,409人

2016年 24,039,700人

2017年 28,691,073人

2018年 15,898,900人 (6月までの半年)

2016年に2000万人を超え、2018年はまだ半年間のデータですが、3000万人に達するペースです。

まさに驚異的なペースですね。

テレビ番組でも、「YOU」がおなじみですが、外国人観光客などを取り上げることが多くなりました。

また、日本に住む外国人を紹介する番組もあります。

外国人は、身近な存在になりました。

こんなとき、あなたは英語で応答が出来ますか ?

 

➡ 道をたずねられたとき

➡ 初対面のあいさつをするとき

➡ 大学などで留学生に話しかけられたとき

➡ アルバイトなどで接客時に、外国人に質問されたとき

 

逆に、日本在住外国人が困ったことをアンケート調査した結果では、「来日直後に日本でもっとも困ったこと(複数回答あり)」は、「英語が通じない日本人が多い」が51%でトップでした。

日本人とのコミュニケーションが難しいと感じたことがあるかどうかという質問に対しては、48%の人が「ある」と回答した。その理由(複数回答あり)は「日本人は英語を話せない」が1位(53.6%)で、2位も42.9%で「英語を聞き取ってもらえない」と、やはり“言葉の壁”を挙げた人が多かった。

 

国内で暮らしているからと言って、英語とは無縁でいられないことは明白です。

オリンピックも近づき、ますます英語でのコミュニケーション力をつけることが必要になりました。

 

海外旅行時にレストランで注文できる ?

 

一方、英語が必要となるのは、やはり海外旅行に行ったときですね。

飛行機に乗ったときから、英語が聞こえて来ます。

そして、入国審査、交通機関での移動、ホテルでの手続き等と続きます。

あなたは、こんなとき、英語で応答できますか ?

 

➡レストランやファーストフード店で注文するとき

➡タクシーやバスに乗り、行き先等のやり取りをするとき

➡ホテルで手続きするとき

➡買い物をするとき

➡道に迷って助けを求めるとき

 

海外旅行で、英語をもっと話せれば、もっと楽しめたのに、ということになりがちですね。

 

どのように学ぶか ?

 

では、英会話に慣れていないという方向きに、具体的にどのように学んだらよいかを考えてみましょう。

なお、一般的な英会話の図書は、アマゾンなどで調べれば出て来るので、ここでは割愛します。

 

  • 動画教材で学ぶ

 

まず、動画教材が挙げられます。

ネットで「動画 初心者 英会話」検索すると、数多く表示されるので、関心の持てそうなものから視聴してよいと思います。

ただ、英語に慣れるには、日本人のものよりも、海外の動画をおすすめします。

英会話の初心者がネイティブの英語に慣れるのに、例えば、このような動画教材はいかがでしょうか。

初心者向けの日常英会話動画です。

実は、とても長く、1時間半程度ありますので、初めの5分程度を視聴してみてください。

 

 

初心者向けに、かなりゆっくりと話されています。

初めの挨拶から学んで、しだいにいろいろな場面での日常会話を学んでいきます。

耳を慣らすためには、聞き流していくのもよいと思います。

ただ全体が長いので、レッスンごとに一時止めて、何回も繰り返して視聴しましょう。

まず、英文は見ないようにして、音声に集中してください。

その後で、英文を確かめながら、視聴しましょう。

また再度視聴するときは、まず1フレーズごとに、意味を確かめます。

分からない単語などは、すぐに検索して確かめます。

そして、発音を真似て行きます。

アクセント、イントネーション、区切りなど、すべて真似てください。

レッスンごとに、音声のみに集中、英文の確認、フレーズごとにリピート等、目的を変えながら、何回も視聴しましょう。

繰り返すうちに、英語で話す感覚が掴めるようになれば成功です。

 

  • 英会話教材で学ぶ

 

やはり、適当な量で、系統的にまとまった英会話を学びたいという場合は、英会話教材で学ぶことがよいでしょう。

英会話教材は、ご存知のように、たくさんあります。

調べ出すと、いくらでも見つかるので、今度は選べなくなるかもしれません。

そこで、基本的な選ぶポイントをご紹介します。

英会話ができるようになるポイントは、以下の3点を身に付けることです。

 

聴く力(リスニング力)

 

話す力(スピーキング力)

 

会話する力(コミュニケーション力)

 

ですから、「聞くだけでよい」という教材は、あまりおすすめ出来ません。

話す練習が出来ること、さらに会話する練習が出来ることという条件を満たせれば、申し分ありません。

また、つい対策から漏れがちなことがあります。

それは、どのように質問に答えるかだけでなく、自分から質問することで、英会話の力が磨かれるということです。

もっと具体的に理解したい場合は、別の記事があるので、参照してください。

 

英会話初心者が独学で始めるおすすめ教材

 

いずれにしても、初めは一つの教材を選んで、集中して学習することです。

繰り返し練習することで、頭でなく五感で、英会話のセンスが磨かれるはずです。

つまり、英会話に慣れていくはずです。

習い事やスポーツの練習と同じで、体に身に付くことが大切。

ぜひチャレンジしてください。

 

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